挿し木について
挿し木をすることそれ自体はそんなに難しいことではありません。 結構簡単に出来るので気に入った植物を増やしたり、お友達の家や散歩中に見つけた素敵な花木から枝を頂いて挿し木するといいですね。 頂くときは勿論チャント了解を取るのはエチケットです。 ただ、挿し木はすべての植物で出来るわけではないので挿し木の出来る植物が何か知っていることが大事です。 挿し木の出来る植物の中にも改良品種などで挿し木が出来ない植物もあります
挿し木とは 草や木の中には生命力が旺盛というのでしょうか、一部の植物には枝や茎に発根能力があります。その発根能力のある植物の枝や茎を切り土にさす事で増やす方法を挿し木といいます
挿し木の出来る植物
まずは挿し木の出来る植物を知っておきましょう
挿し木の適時
植物によって適した時期が違うようです。挿し木をしたい植物毎に調べる事をオススメします。全体的に見ると枝が旺盛に生い茂り枝の剪定などをするときに挿し木が適しているような気がします。生命力が旺盛な時期だからいいのかもしれません
挿し木の手順
挿し木の時期は植物によって異なるのでここでは基本的な挿し木の手順を紹介します
枝の切り出しを切る
約10cm~15cmに挿し木用の枝を切り出します。今回は不要な枝の中から選びましたが、出来るだけ茎が太く新しい枝が望ましいようです。元気な枝という事ですね。余分なところは少しカットしました。少し切ったあと干して置く、切って直ぐに挿し木にするのではなく切り口が腐らないようにと干して置く人もいるようです。あまり暑い時期でなければカットして直ぐに挿し木をしても大丈夫だと思います
鉢と用土の用意
平鉢やポットに赤玉(砂)を入れます。植物によってはバーミキュライトを使う場合もあります。平鉢の底に防虫網を普通は入れるのでしょうが、短期間のことなので、葉を下に敷いてその上から赤玉を入れました。底から半分ほど最初に入れました。数本でしたら3分の2ほど入れてもOKです
挿し木
割り箸等の細い棒で穴を空け挿し木をする枝や茎を差し込みます。力づくで差し込むと枝や茎の切り口がつぶれてしまうので丁寧に穴を空けて差し込みます。割り箸などを赤玉に突っ込みグリグリと回すと掘れます。 2cm~3cmほど掘れたら割り箸に沿ってゼラニュウムの枝を差し込みます。挿し木した枝や茎が倒れないように3分の2まで赤玉をそっと入れます。そして挿し木の周りをそっとおさえます
水遣り
バケツなどに水を入れゼラニュウムをさした平鉢やポットを入れ下面から吸水して終了です
置き場所
置き場所は半日日陰で表面の赤玉やバーミキュライトが乾いたら水やり。水やりは上からでも大丈夫ですが植物にかからないように根本に丁寧にかけましょう。 15日~20日で根が出てきます。根が出てきたらポットや鉢などに植え替えましょう
植替
発根したら植替えです。挿し木をしてから15日~20日で根が出てきます。発根したら直ぐにと言うわけにも行かないので40日ぐらいを目安で植え替えます。挿し木用の土は栄養分がないので栄養分のある土を用意します
- 鉢の周りを軽くたたいて土をほぐします
- 充分ほぐれたら鉢から土ごと植物を取り出します
- 充分発根している植物を選びます
- 鉢に用土と肥料を入れ植物を植えつけます
園芸豆知識
どれくらい挿し木を作る
1鉢増やす時でも挿し木をするときはとりあえず複数の枝を挿し木します。一つには失敗した時の為。もう一つは発根した枝から一番いい状態のものを選ぶことが出来ると言う意味でも何本も挿し木しておくほうがいいですね
挿し木してあまった枝は
複数の気に入った挿し木が出来た場合はお友達にでもあげたら如何でしょうか