ゼラニュウム
- 園芸分類 : 非耐寒性多年草
- 開花期 : 3月~7月、10月~11月
- 用途 : 鉢植え、庭植え
特徴と性質
花期が長く育てやすいので好きな花の一つです。元々は挿し木しての繁殖が普通でしたが最近は種蒔きも増えてきています。花の色や花弁の種類も沢山あります。 また、斑入りの葉を持つゼラニュウムもあるので用途や好みに応じて使い分けが出来ます
栽培方法
購入
気に入った種を購入して種から育てる方法もありますが、春先に苗を購入して植えるのが一般的です。 大量に植えつけたい場合はお金もかかるので種から育てるのがいいかも知れません
用土
水はけの良い用土をオススメします。肥料は緩効性の肥料がいいようです
栽培のポイント
乾燥地帯の植物なので乾燥気味に育てます。窒素分は少なめにして栽培します。 また、夏に伸びすぎた枝は切り詰めると秋にまた花を沢山つけます
用途
鉢植え、庭植え
園芸豆知識
下葉が枯れて見苦しくなった
1年もするとゼラニュウムは結構成長します。大きくなった場合は切り詰める。下葉が枯れ徒長した感じになったら挿し木をして新しい鉢を作りましょう
葉ばかりで花が咲かない
窒素が多いと葉がおおせいに生育します。様子をみて肥料を減らしたり、リン酸やカリウムの多い肥料に切り替えたりします
葉が黄色くなり落ちてしまう
肥料が不足しすぎてると葉が黄色くなりますので肥料を補給してください
挿し木
ゼラニュウムは挿し木に出来る植物です。 今まで育てていたゼラニュウムが徒長したり、来年用に増やしたい時などに挿し木をします。 時期的は95月~6月、或いは9月~10月がいいようです
枝の切り出しを切る
約10cm~15cmに挿し木用の枝を切り出します。今回は不要な枝の中から選びましたが、出来るだけ茎が太く新しい枝が望ましいようです。元気な枝という事ですね。余分なところは少しカットしました。少し切ったあと干して置く、切って直ぐに挿し木にするのではなく切り口が腐らないようにと干して置く人もいるようです。あまり暑い時期でなければカットして直ぐに挿し木をしても大丈夫だと思います
鉢と用土の用意
平鉢に赤玉(砂)を入れます。 平鉢の底に防虫網を普通は入れるのでしょうが、短期間のことなので、葉を下に敷いてその上から赤玉を入れました。 底から半分ほど最初に入れました。数本でしたら3分の2ほど入れてもOKです
挿し木をする
割り箸等の細い棒で穴を空けゼラニュウムを差し込みます。 力づくで差し込むとゼラニュウムの切り口がつぶれてしまうので丁寧に穴を空けて差し込みます。 割り箸などを赤玉に突っ込みグリグリと回すと掘れます。 2cm~3cmほど掘れたら割り箸に沿ってゼラニュウムの枝を差し込みます。 挿し木したゼラニュウムが倒れないように3分の2まで赤玉をそっと入れます。そして挿し木の周りをそっとおさえます
みずやり
バケツなどに水を入れゼラニュウムをさした平鉢を入れ下面から吸水して終了です。
置き場所
置き場所は半日日陰で表面の赤玉が乾いたら水やり。 水やりは上からでも大丈夫ですがゼラニュウムにかからないように根本に丁寧にかけましょう。 15日~20日で根が出てきます。根が出てきたらポットなどに植え替えましょう。 ★この時期挿し木できるのは同じ仲間のマーガレットなども出来るそうです
植替
発根したら植替えです。挿し木をしてから15日~20日で根が出てきます。 発根したら直ぐにと言うわけにも行かないので40日ぐらいを目安で植え替えます。 挿し木用の土は栄養分がないので栄養分のある土を用意します
- 鉢の周りを軽くたたいて土をほぐします
- 充分ほぐれたら鉢から土ごとゼラニュウムを取り出します
- 充分発根しているゼラニュウムを選びます
- 鉢に用土と肥料を入れゼラニュウムを植えつけます
下の写真は挿し木をしてから48日経ったものです。花が咲き出してしまいました
下の写真は鉢に植替えをしてから約2ヶ月程たったゼラニュウムです。花も咲かせるほど元気に育っています。
挿し木をして根が張り出した頃に花が咲いてしまいました |
前年の秋に挿し木したゼラニュウムが春を迎え花が咲き出したので大きめの鉢に植え替えました |