そよ風の庭TOP家庭菜園ジャガイモ(じゃがいも)の栽培

ジャガイモ(じゃがいも)の栽培

 じゃがいもは土中で生育する為害虫には強いので比較的育てやすい野菜です。 しかもカレーライス、シチュー、コロッケ、肉じゃがなど使える料理の数も多いので作った甲斐のある野菜といえます

栽培スケジュール

  • 2月下旬~3月中旬 : 植付け
  • 4月~ : わき芽かき
  • 6月中旬~7月上旬 : 堀上げ

植付け

畑作り

穴は大きめに掘ります

苦土石灰を入れ畑をよく耕し、肥料を入れます。全体の幅としては80cm~100cmは必要となります。畝を作ります。 畝の横幅は40cm~50cm(畝を作って盛り上げておいたほうが水はけの問題や収穫の時の堀上げが楽だったりします) 中央にジャガイモを植えるための溝を掘り、掘った土は両脇に出します。溝の深さは5~6cmとします

種いもをカットする

1つの種いもからは沢山の芽がついています。そのまま植えてしまうと沢山の芽が出てきてしまい、密集しすぎてしまい成長が悪くなります。 種いもの大きさに合わせ、芽の位置を良く考えて3~4に切り分けます

苦土石灰

市販の草木灰(苦土石灰) 切り口に草木灰(苦土石灰)をつける

皿など平たい入れ物に草木灰(苦土石灰)を入れ種いもの切り口につけます。草木灰をつけるのは切り口から雑菌が入り腐るのを防ぐ為です。もし、ない場合には切り口を日光に1日ぐらい当てて消毒します。草木灰は園芸店やホームセンターなどで購入できます。 右の写真の右側のジャガイモはまだ草木灰(苦土石灰)をつけていない状態です。左側が草木灰(苦土石灰)をつけたところです。使い終わった草木灰(苦土石灰)の残りは畑にまいてしまいました

植付け

市販の草木灰(苦土石灰) 切り口に草木灰(苦土石灰)をつける

18~20cm間隔で種いもを植付けます。深さは5cm程にします。間隔はあけておいたほうがじゃがいもの成長が阻害されません。 追い肥等をしながら土を寄せたりするので地面の平面位置よりも盛りあがる状態になります

わき芽かき・追い肥

わき芽かき

時期は4月の中旬から後半 一つの種いもからいくつもの芽が出てきます。すべてを残してしまうと結局生育が悪くなり良いジャガイモが収穫できないので径が太いものを2~3残して後は抜いてしまいます。 径を持って力任せにに引くとすべて抜けてしまいます。他の残すものが抜けないように地面を押さえながら抜きたい茎を慎重に抜きます。初めての時はドキドキしてしまいますが、葉生姜を抜く時と違って簡単です。 軽く地面を押さえて該当する茎を持ち上に引くだけです。引き抜いた後写真のように根が飛び出してしまう場合があるのでしっかり土よせをしておきましょう

5本のじゃがいも茎 3本に間引き

一つの種いもより5本ほど茎が出てきたので2本間引いて3本にしました

追い肥

植付けてから1月ほどするとかなり成長してきます。追い肥をして茎の周りに土を増します。 土の増す量は2~3cmほどで、3週間程したら再度追い肥と増し土をします

畑の囲い込み

6月に入るとじゃがいもの地上部が随分と伸びます。開花もします。広い畑だと問題はないのでしょうが、我が家の畑みたいに狭くて1列だけだとどうしても倒れて来ると周りの野菜が育たなくなってしまいます。 特に雨が続く時期になると日照などの問題があり大変です。(他の野菜に問題が出る可能性が高くなります) そこで支柱を立てヒモでじゃがいもの畑を囲います。倒れかけているじゃがいもの茎を起こして通路を確保したり、他の野菜に倒れこませない為です

倒れたジャガイモ

倒れたジャガイモを囲い込んで横に広がらないようにします。ジャガイモを立てることで通路・スペースを確保し風通しと他の野菜の日照を確保します

収穫

収穫時期

葉が枯れ始めてきたら収穫と思っていたのですが、農家の方に確認したら花が終わったら収穫しているそうです。目安としては6月の中旬以降となります。例年20日前後に収穫しています。梅雨に入る時期なので遅れるとジャガイモが腐ってしまう場合もあるので注意が必要です

収穫の仕方

茎を引っ張るとジャガイモがごそごそ出てきます。茎とジャガイモは細い根で繋がっているだけなので直ぐにポロッと外れてしまい土中に残る事も多いので土中も良く探しましょう

ジャガイモの収穫開始

園芸豆知識

じゃがいもはどのあたりに出来る?

種いもの植えた位置よりも上に新しいジャガイモが出来ます。時々新しいジャガイモが土から出てしまったりすることがあるので、増し土は十分にします

わき芽かき

わき芽かきでかいたわき芽に根がついているものもあります。もったいないので他のところに植えてみたところその中の幾つかにビー球程度のジャガイモが出来ました。 洗ってそのままお湯で煮てサラダや肉じゃがに使えました。皮が柔らかいので皮むきは不要でした

堀上げ

堀上げをする時にシャベルを使うとジャガイモを切ってしまうことが多いので、シャベルは使いません。 我が家では畑が小さいので手でかき回してジャガイモを探します。鍬や潮干狩りなどに使う小さな鍬で遠めからゆっくりを探るのが一番いいでしょう

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