日本人に親しまれる菊(キク)
菊紋というと天皇家の紋が有名です。秋になると菊人形展があったりして日本ではとても親しまれている花です。 菊の起源は中国のようです。日本に渡ってきたのは8世紀の中期から9世紀の初めと言われているので遣隋使、遣唐使が最初に持ち帰ったのかも知れません。 ということは菊の紋が天皇家の家紋になったのはそれ以後なのでしょう。 菊は歴史のある花なので改良が進み色々な花弁が出来たのでしょうね。
菊(キク)の特徴
- 園芸分類 : 耐寒性多年草
- 開花期 : 4月~1月(種類によって咲く時期が異なるようです)
- 用途 : 鉢植え、花壇、切花
菊の基本的な栽培方法(鉢栽培)
菊は日当たりがよく風通しもいい環境を好みます。また、生育旺盛なので植物のなかでは最も肥料を多く必要とします
用土作り
大菊は1鉢に3輪咲かせる3本仕立てが基本的な仕立て方です。しかし、色々な咲かせ方があり小菊を盆栽仕立てにしたものもあります
仕立てから
園芸店などで購入するのですが、 販売されているものはハイドランジアが多いような気がします。挿し木しやすい植物なので気に入った花を咲かせている御家から一枝頂いて挿し木すると翌年から花が楽しめます
小菊の庭植え
小菊も生育が旺盛ですのでそのままにしておくと生育が悪くなってしまうので時々植替えが必要です
用土
水はけのいい用土にしましょう
芽摘み
小菊の中には伸びすぎて倒れてしまったりするようなものもあります。秋咲きの伸びすぎる菊は4月頃に一度切り詰めるといいでしょう。切り詰めることでわき芽も増えます。
3月に伸び出してきた菊もこのままにしておくと伸びすぎてしまうので一度きります |
思い切って短く切り詰めました |
菊の株分け
小菊はドンドン横に広がるので植替えの時に株分けが出来ます。植替え時期は春に新芽が出始めたてから植え替えるといいでしょう。
菊の挿し芽
菊は挿し芽で増やすことも出来ます。繁殖力が旺盛ですね。その分植えっぱなしにしておくと、枯れたりしますので注意が必要です